朝起きてお庭を見たとき、あるいはふと目撃したエコキュートまわりの濡れた地面。 「えっ、もしかして水漏れ……?」と、思わずドキッとしてしまいますよね。
毎日当たり前のように使っているお湯だからこそ、トラブルが起きると焦ってしまうもの。でも、安心してください。慌てて対応して失敗してしまう前に、まずは何が起きているのかを一つずつ整理していきましょう。
今回は、エコキュートの水漏れの原因や、見つけたときに行うべき最初のステップ、そして気になる修理費用まで、紐解いていきます。
1. まずは深呼吸。それって本当に「異常」な水漏れ?
水漏れを発見してパッと焦ってしまう前に、まずは「ただの結露や排水ではないか」を確認してみましょう。
お湯を沸かしているときの「逃がし弁」からの排水 エコキュートはタンクにお湯をためるときに膨張するため、仕組み上、細いパイプ(配管)から水やお湯がちょろちょろと出ることがあります。これは故障ではありません。タンクや配管の結露 特に湿気の多い季節や気温差が大きい日には、空気中の水分が冷たいタンクや配管に触れて水滴になり、地面が濡れることがあります。
2. なぜ起こる?エコキュートの水漏れ、主な3つの原因
では、なぜ水漏れが起きてしまうのでしょうか。主な原因は大きく分けて3つあります。
① 配管の劣化・接続部のゆるみ
もっとも多いのが、配管の経年劣化や、結露防止の保温材が傷んで中の配管にダメージが及ぶケースです。長く大切に使っているからこそ、パーツの消耗はどうしても避けて通れません。
② 減圧弁や安全弁の不具合
タンク内の水圧を調整する大切な役割を持つ「減圧弁」や「安全弁」。ここに長年の汚れや不具合が生じると、うまく水圧が逃げずに水漏れを引き起こすことがあります。
③ タンク本体の寿命・故障
タンク自体の寿命はおよそ10年〜15年と言われています。もし長年お使いの機器であれば、本体の劣化による水漏れのサインかもしれません。
3. もし水漏れを見つけたら?最初に行うべき3ステップ
「どうしよう!」とパニックになったときは、次の3つの手順を落ち着いて実行してください。
※エコキュートの運転を停止する まずはリモコンから「沸き上げ」や「自動運転」をストップさせます。 ※給水専用止水栓を閉める タンクの足元にある「給水止水栓(バルブ)」を時計回りに回して閉め、これ以上水が流れないようにします。 ※メーカーや施工会社へ連絡する 無理に自分で直そうと分解するのは危険です。状況を写真に撮っておくと、その後の連絡がスムーズになります。
お湯や水が使えなくなっても…… 万が一タンクの水を止めても、非常用タンク(または断水時用の取り出し口)が備わっている機種であれば、生活用水を確保できる場合があります。あらかじめ取扱説明書を確認しておくと安心です。
4. いちばん気になるところ。修理にかかる費用相場は?
修理や交換が必要になったとき、気になるのはやはり費用ですよね。目安となる金額感を知っておくだけでも、心の準備がぐっと楽になります。
- 配管の修理・交換
- 相場:数千円〜3万円程度
- 配管の接続部の締め直しや、一部のパイプ交換で済む場合は比較的リーズナブルです。
- バルブや部品(減圧弁・循環ポンプなど)の交換
- 相場:1万5千円〜5万円程度
- 内部のパーツ交換が必要なケースです。出張費や技術料が別途かかることがあります。
- タンク本体の交換(寿命・重度な故障の場合)
- 相場:15万円〜40万円以上
- 機器そのものが寿命を迎えている場合は、部分的な修理よりも本体丸ごとの交換をご提案させていただくケースが多くなります。
5. 日頃からできる、ちょっとした見守りの習慣
水漏れや突然の故障は、できることなら未然に防ぎたいもの。 年に数回、休日のお手入れのついでで構いませんので、「エコキュートの足元や配管まわりに変な水たまりがないか」をちらっと覗いてみる習慣をつけてみてください。「あれ、いつもと違うな?」という小さな違和感に気づくことが、結果として大きな出費やトラブルを防ぐいちばんの近道になります。
おうちの大切なライフラインである給湯器。
「これって大丈夫かな?」と不安に感じたときは、いつでもお気軽に私たちにご相談くださいね。
あなたの暮らしの安心を、そっとサポートさせていただきます。