合わせガラスとは、
2枚以上のガラスの間に「中間膜（特殊フィルム）」を挟み、圧着したガラスのことです。

主な特徴
🔵割れても破片が飛び散りにくい　🔵貫通しにくく穴が開きにくい
🔵紫外線をカットする性能を持つものもある

つまり「合わせガラス」は、ガラスの構造そのものを表す正式な名称です。

ここから、用途や目的によって呼び名が変わっていきます。

防犯ガラスとは、
合わせガラスの中でも「割って侵入しにくい」点を前面に出した呼び方です。

防犯ガラスと呼ばれる理由
🔵ハンマーなどで叩いてもすぐに貫通しない
🔵割れても中間膜が粘り、侵入に時間がかかる
🔵空き巣が嫌がる「音」と「時間」を発生させる

実際の構造は合わせガラスでも、防犯目的で使われる場合に「防犯ガラス」と呼ばれます🔒

安全ガラスとは
こんな場所で選ばれます
🔵掃き出し窓　🔵室内ドアや間仕切り　🔵子どもや高齢者がいる住まい

割れてもガラス片が中間膜にくっついたままになるため、
転倒や接触によるケガのリスクを抑えられます。

「家族の安心」を伝えたいときに使われるのが、この安全ガラスという名称です🙂

Q1. 合わせガラス・防犯ガラス・安全ガラスは、結局どれを選べばいいですか？
A. 目的で選べばOKです。

仕様や構造として説明したい場合 → 合わせガラス
空き巣対策・侵入防止を重視する場合 → 防犯ガラス
割れたときのケガ防止・家族の安心を重視する場合 → 安全ガラス

中身は同じ合わせガラスでも、何を一番大切にしたいかで呼び方が変わります🙂

Q2. 防犯ガラスにすれば、空き巣被害は完全に防げますか？
A. 完全に防ぐことはできませんが、侵入されにくくなります。

防犯ガラスは、「割ってすぐに入れない」「音と時間がかかる」という点で、
空き巣に敬遠されやすいガラスです。

多くの侵入犯は、時間がかかる家を避ける傾向傾向があるため、
防犯対策として十分に意味があります🔒

Q3. 強化ガラスと合わせガラスは、どう違うのですか？
A. 割れ方と安全性が大きく違います。

強化ガラス
割れると粒状になり、飛び散ることがある
合わせガラス
割れても中間膜がガラス片を保持し、脱落しにくい

防犯やケガ防止を考える場合は、合わせガラスの方が安心とされるケースが多いです🙂

Q4. 子どもがいる家庭には、どのガラスがおすすめですか？
A. 安全ガラス（合わせガラス）が安心です。

転倒や衝突が起きやすい環境では、割れた後の安全性がとても重要になります。
ガラス片が飛び散らず、中間膜にくっついたまま残る安全ガラスは、
小さなお子さまがいるご家庭に向いています🙂

Q5. マンションでも防犯ガラスは必要ですか？
A. 階数や立地によっては検討する価値があります。

1階や2階はもちろん、ベランダづたいに侵入できる環境では、
高層階でも被害が起きることがあります。

「うちは大丈夫」と思わず、住まいの条件に合わせた対策を考えることが大切です。

Q6. 防犯ガラスは、すべての窓に付けた方がいいですか？
A. 侵入されやすい窓を優先するのがおすすめです。

🔵掃き出し窓　🔵人目につきにくい窓　🔵死角になりやすい場所

すべての窓に付けなくても、ポイントを絞るだけで防犯性は大きく変わります。

Q7. 見積書に「防犯ガラス」と書いてあれば、必ず合わせガラスですか？
A. 多くの場合は合わせガラスですが、必ず確認しましょう。

「防犯ガラス」という言葉は、性能を表す呼び名として使われることがあります。
中身が合わせガラスなのかフィルム貼りガラスなのかは、仕様を確認すると安心です🙂

合わせガラスは、
防犯性・安全性・快適性を兼ね備えた、非常に優れたガラスです。

そして、
防犯を伝えたいとき → 防犯ガラス
安心を伝えたいとき → 安全ガラス
正式な仕様・構造として → 合わせガラス

というように、言葉が使い分けられています。

見積書や提案書で複数の名称が出てきても、「同じ仲間なんだな」と分かれば安心ですね🙂
ガラスの名前を知ることは、納得できる住まいづくりへの第一歩です。


スタッフより🧸
住まいのことは、調べれば調べるほど分からなくなるものです🙂

「これって本当に必要？」「うちの場合はどうなんだろう？」
そんな疑問が出てきたら、ひとりで抱え込まずにご相談ください。

泉州リノベーションは、
きちんと説明して、無理なことは勧めないリノベーション会社です。
相談したからといって、工事が決まるわけではありません。

防犯対策は、
「やりすぎ」よりも「やらなさすぎ」の方が後悔しがちですが、
本当に必要な対策は、住まいごとに違います。

不安をあおるのではなく、根拠のある安心を分かりやすくお伝えします。
安心への一歩は、相談から始まります🌺

まずは気軽に、お話からどうぞ🙂